James Blood Ulmer/Are You Glad To Be In America?


オーネットコールマンのバンド出身のギタリストのリーダー作の2nd。
フリージャズありファンクありソウルありロックありのバラエティに富んだ作品であり、最高にフリーキー。ジミヘンの後継者というキャッチコピーがついていたこともあるが全く似てない。というかウルマー自体他のどのギタリストとも似ていなく、独自の演奏スタイルを確立している。汎用チューニングが上からEEBEBEとなっているのも興味深い。後に一時期スタインバーガーに乗り換えていたこともあったが基本的にずっと使ってるGibsonのバードランドの音色も魅力的。
一応カテゴリーとしてはジャズギタリストというジャンルに属しているかもしれないが、英国のラフトレードからこのアルバムが出たことや、あきらかに当時のNWの影響を受けたサウンドから、ジャンルの垣根を越えた大傑作といえる。 
ちなみに大友良英氏は影響を受けた三人のギタリストとしてピートコージー、デレクベイリー、そしてこのジェームスブラッドウルマーを挙げていた。

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